〔文芸(日本)〕 草間彌生短歌評論

対談──戦後・文学・現在

対談加藤典洋

2017.11.30刊
四六判並製384頁 定価2300円+税
ISBN978-4-88059-402-6 C0095

文芸評論家・加藤典洋はときに著者よりも深く、鮮やかに文学作品を読み解く。その一方、デビュー作『アメリカの影』、代表作の一つ『敗戦後論』に見られるごとく、戦後日本の追究を自身の思想の足場として保持してもいる。この二つを両輪に、長年、徒手空拳のまま「現在」と向きあい、数々の魅力的な論考を発表してきた。本書では、この非凡な批評家の1999年以降、現在までの対談を精選。現代社会の見取り図を大胆に提示する見田宗介、また今は亡き吉本隆明との伯仲する対談など、時代に流されない、忖度なき思想家、同時代人との「生きた思考」のやりとりを収録した。

【目次】
1、人びとと生きる社会で
 時代みつめて 今、求められているものは(田中優子)
 苦しみも花のように静かだ(石内都)
 こんな時代、文学にできることって、なんだろう?(中原昌也)
 〝終わらない戦後〟とどう向き合うのか(古市憲寿)
 沈みかかった船の中で生き抜く方法(高橋源一郎)
 「ゴジラ」と「敗者の伝統」(佐野史郎)
 ゴジラと基地の戦後(吉見俊哉)
2、人びとの生きる世界で
 3・11以後をめぐって(池田清彦)
 『身体の文学史』をめぐって(養老孟司)
 現代社会論/比較社会学を再照射する(見田宗介)
 吉本隆明を未来へつなぐ(見田宗介)
 世紀の終わりに(吉本隆明)
 存在倫理について(吉本隆明)
 半世紀後の憲法(吉本隆明、竹田青嗣、橋爪大三郎)
 あとがき
 ※( )内は対談者

 ★「出版ニュース」(2018.2月上旬号)Book Guide欄にて紹介。
 ★「毎日新聞」(2018.2.18)読書面に書評掲載。


著者:加藤典洋(かとう・のりひろ)
1948年山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。『敗戦後論』で第9回伊藤整文学賞受賞、『言語表現法講義』で第10回新潮学芸賞受賞、『小説の未来』と『テクストから遠く離れて』で第7回桑原武夫学芸賞を受賞。著書に『もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために』『敗者の想像力』『戦後入門』『言葉の降る日』ほか多数。





江藤淳論──感受性の運命

江藤淳論月村敏行

1977.8.31刊
四六判上製384頁 定価1800円+税
ISBN978-4-88059-021-9 C0095

江藤淳の批評・文学の核心を「感受性」の「自己憑依」に見定め、その文学の本質とたどるべき命運を鮮やかに描き切った本書の成立は、以後の〈江藤淳論〉の指標となるばかりか、新たな批評文学の誕生を告げるものである。



始原の声

始原の声小林広一

1986.3.25刊
四六判上製264頁 定価1800円+税
ISBN978-4-88059-091-2 C1095

「齋藤緑雨論」(群像新人賞)で鮮やかなデビューを遂げた気鋭の第1評論集。折口信夫論、三田誠広と立松和平、武田泰淳と江藤淳などを収録。



中野重治論──日本への愛と思索

中野重治論小林広一

1986.6.25刊
四六判上製168頁 定価1500円+税
ISBN978-4-88059-093-6 C1095

「始原の声」につづく第2評論集。初めての本格的作家論。吉本・磯田ら先人の着目しえなかった重治像を抽出し、その原点に迫る野心作。



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