2007.11.25刊
四六判上製224頁 2750円(税込)
ISBN978-4-88059-293-0 C1031
「本書の歴史に関する哲学的研究は、ヴィコ、ヘーゲル、シュペングラー、トインビーの仕事と比肩される。」(トーマス・ベリー)《絶体なるもの》をとことん研究した著者絶筆の好著。
2003.1.25刊
四六判上製272頁 2750円(税込)
ISBN978-4-88059-290-9 C1031
反ナチス的学問姿勢のため、1938年、オーストリアに侵入してきたナチスに追われてアメリカ合衆国に亡命したフェーゲリンは、政治学確立のために多大な業績と影響を遺した。
1996.4.25刊
四六判上製232頁 2090円(税込)
ISBN978-4-88059-205-3 C1031
18歳の時、ロシア革命の影響で「資本論」を読むが、半年で切り捨て、また国家社会主義にも反論したため、ナチ追捕の手を逃れてアメリカ合衆国へ移住せざるを得なくなる。以後、政治学の理論形成に尽くす。生後14ヵ月から10歳までの記憶を語った「追想」を併録。
1999.9.25刊
四六判上製560頁 3300円(税込)
ISBN978-4-88059-255-8 C1031
正義とは──支配層や多数派の論理を一律にローラーするのではなく、少数派や弱者の生存と主張を擁護することである。ここに述べられていることをわが身に引き寄せることによって、現在と未来を証すことができるだろう。
1993.11.25刊
四六判上製392頁 3300円(税込)
ISBN978-4-88059-171-1 C1031
本書を読んでいくうちに、不思議な感慨に陥る。「義務」ということばが、「しなければならない」から「しなくてもよい」という意味に変容していくからだ。「市民意識」がなかなか定着しない日本に、格好の著書といえよう。