1987.11.25刊
四六判上製320頁 2090円(税込)
ISBN978-4-88059-111-7 C1098
エコの超ベストセラー小説『バラの名前』は、第一級の記号論学者の手になるだけあって難解を極めている。小説の映画化にあたってのドキュメントであり、小説の記号論的・時代的背景を理解するてだてとなっている。原文独語。
1988.1.25刊
四六判上製320頁 2090円(税込)
ISBN978-4-88059-114-8 C1098
『バラの名前』にはさまざまな物語類型が織り込まれており、さまざまなレヴェルで解読することが可能である。本書は壮大な迷宮を包蔵するこのメタ小説に踏み込むための《アリアードネの糸》となろう。原文独語。90年増補。
1988.12.25刊
四六判上製352頁 2090円(税込)
ISBN978-4-88059-121-6 C1098
「サブ・スタンス」誌47号(『バラの名前』特集)の論文の他、独・仏・ルーマニアの学者の論文をも収めた国際色豊かな論集。計11名の論者がそれぞれの視点から照射している。初期の『バラの名前』研究書。原文英・仏・独語。
1989.6.25刊
四六判上製336頁 2090円(税込)
ISBN978-4-88059-125-4 C1098
U・エコの大作『バラの名前』は読者ならびに批評家にほとんど無批判に受け入れられてきたが、推理小説家の著者はこれに異議申し立てを行った。独・仏・スペイン訳も出ている話題作。本邦初公開。付録も収録。原文伊語。
1995.8.25刊
四六判上製352頁口絵1頁 2090円(税込)
ISBN978-4-88059-203-9 C1098
『バラの名前』はボルヘスへの献呈本といわれるくらい、ボルヘスとは深い関係にある。著者がアルゼンティン人という有利な立場を生かして、徹底的にこの面を照射した、願ってもない好著。原文スペイン語。
2010.6.25刊
四六判上製160頁 1650円(税込)
ISBN978-4-88059-357-9 C0010
度肝を抜くウンベルト・エコの字謎・回文の羅列、裏読み。痛快無類の『女王ロアーナの謎の炎』批評である。本書を無視して、エコを論じることは不可能である。
1990.8.25刊
四六判上製352頁 2640円(税込)
ISBN978-4-88059-147-6 C1098
『フーコーの振り子』解明シリーズの第一冊。難解極まる原書を読むための最適の手引書。オカルト・ファンにはこたえられない。L・バウコ他『事典』と併用すると効果が大きい。邦訳には図版を多くした。
1993.9.25刊
四六判上製248頁口絵4頁 2640円(税込)
ISBN978-4-88059-179-7 C1098
テンプル騎士団員の立場から、エコの原作に徹底アプローチ。反エコのマニフェストながら、幾多の問題点を明らかにしている。ヨーロッパ文明の裏面史ともいえる神秘主義の系譜を知る手がかりを与えてくれる。
2000.6.25刊
四六判上製288頁 2090円(税込)
ISBN978-4-88059-261-9 C0098
ジャック・ル・ゴフの序文付き。各方面の反響を一冊に系統的に収録。エコ・ファン待望のサブテクストである。
2003.8.25刊
四六判上製144頁 1650円(税込)
ISBN978-4-88059-299-2 C0098
エコを理解するための極めつきの本がついに出現した。類書の多い中で、本書ほどエコの核心を突いたものはないだろう。今後のエコ研究の指針となる書である。