2021.6.10刊
四六判並製288頁 1980円(税込)
ISBN978-4-88059-427-9 C0040
科学技術社会と呼ばれる現代において、科学・技術は社会に福音をもたらすばかりではなく、大規模な事故や悲惨な事故の原因にもなっている。
コロナ禍にどう対応するか、日本学術会議の問題、原子力・AI(人工知能)などの科学技術とどう向き合うか……、同時代の動きを科学の目線で見つめ、解決のヒントを探る。
著者:池内 了(いけうち・さとる)
1944年、兵庫県生まれ。宇宙物理学、科学技術社会論。総合研究大学院大学名誉教授、名古屋大学名誉教授。
『お父さんが話してくれた宇宙の歴史 全4巻』(岩波書店)で産経児童出版文化賞JR賞、日本科学読物賞、『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書)で講談社科学出版賞、『科学者は、なぜ軍事研究に手を染めてはいけないか』(みすず書房)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。
著書に『科学者と軍事研究』『科学者と戦争』(岩波新書)、『ねえ君、不思議だと思いませんか?』『原発事故との伴走の記』(而立書房)、『宇宙研究のつれづれに』(青土社)ほか多数。
★「沖縄タイムス 7/24」ほかに書評掲載(共同通信配信・上野敦氏評)
★「図書新聞 8/7号」に書評掲載(野上暁氏評)
★「信濃毎日新聞 8/21号」に書評掲載(縣秀彦氏評)
★「ふぇみん 10/15号」books欄にて紹介
2019.2.20刊
四六判並製272頁 2200円(税込)
ISBN978-4-88059-412-5 C0040
福島原発事故から8年、折にふれて書き継がれてきた著者の原子力に関する発言を一挙収録。放射能との付き合い方。再生可能エネルギー、脱原発を決めたドイツの挑戦と困難、原子力ムラ、再稼働、廃炉のゆくえ、原発と司法権、などなど。原発事故を私たちの文明の転換点として捉えなおす道筋をしめす。
2016.12.20刊
四六判並製288頁 2090円(税込)
ISBN978-4-88059-399-9 C0040
Kindle版(電子書籍) 定価1641円+税
大学における科学者とお金の問題、リニア新幹線、STAP細胞騒動、ドローンという怪物、電力自由化の行方、宇宙の軍事化、町工場の技術 etc... 近年の科学トピックスを、豊富な専門的知見から、わかりやすくひもといたエッセイ集。